【情報処理安全確保支援士2025春】試験当日の問題内容と所感(午前・午後まとめ)
こんにちは、京です。
この記事では、2025年春に受験した「情報処理安全確保支援士」試験当日の問題傾向や印象、特に“初見の用語への対処法”について、私なりにまとめてみました。
これから受験される方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
午前Ⅱ:18/25問正解! でも初見語に苦戦
自己採点の結果、25問中18問正解。合格ラインは15問なので、ここは無事通過できたかと思います。
ただし、解いていて感じたのは「初見のワードが思ったより多い」ということでした。私が戸惑った単語は以下の通り:
- DRDoS(問1)
- SHA-512/256(問3)
- NIST CSF2.0の6機能(問12)
- IoC(Indicator of Compromise)(問13)
- ソースコード品質向上のOSS名(問22)
過去問演習はそこまで多くはできていなかったため、これらはほとんど初見でした。ただ、もっと過去を遡れば出題例があったかもしれません。
📌 対処法:消去法+メモ活用
初見語に出会ったときに実践していたのが、次の2つの方法です:
- 明らかに誤りと断定できる選択肢を削る
例:用語の意味として明らかにズレている説明、常識的に考えて不自然な選択肢は除外。
→ これにより、ヤマ勘でも正解確率が1/4から1/3、1/2に向上します! - 時間に余裕があれば、わからない単語を問題冊子最後にあるメモページに記録
→ 私は午前Ⅱ試験終了後の昼休みにメモした用語をスマホで検索し、午後に備えました。
事前に全ての知識をカバーするのは難しいですが、「どうにかして1点を取る」ことを目標に試験時間中も全力で取り組みます。
午後試験:読解重視の問題傾向に変化
午後は問1(サプライチェーンリスク)と問4(IT資産管理・脆弱性)を選択しました。
- 問1:ガイドライン作成から運用までの流れを読む問題。対策内容を論理的に追う必要があり、事例理解力が問われました。
- 問4:「IT資産管理」という考え方自体に少し戸惑いました。さらに、以下のような知識問題がピンポイントで出題されました:
- CVSSの最新版バージョンを答えさせる設問(正解は 4.0)
- KEVカタログの正式名称(正解は Known Exploited Vulnerabilities)
上記のような知識問題は配点としてはそこまで大きくないと予想されているのであきらめも大事だと思います。全体としては、午後問題は例年に比べて知識を問うよりも「読解力や論理展開」を重視した内容が多かった印象です。
🧠 頭の使い方が違う:まるで論理パズル
特に問4では、設問間のつながりが入り組んでおり、「ここで出てきたこの要素、前の段落のどこかに出てなかった?」と、パズル的な読み方を求められました。
知識の量よりも、文章の整理力や読解スピードが大きなカギになったように思います。
🕒 時間配分と退出タイミング
午後試験はⅠ・Ⅱの区切りがなくなったことで、時間配分にやや不安がありましたが、実際には時間に余裕がありました。
ただし、集中力の消耗が激しく、見直しが終わった時点で退室しました(終了10分ほど前)。
まとめ:初見語とどう向き合うかが“合否以上の学び”になる
- 午前Ⅱは過去問と同様の構成だが、初見ワードの出現率はやや増加傾向?
- 「知っていないと解けない」よりも「知らなくても絞れる」設問が多く、消去法が武器に
- 午後は国語力・論理力・状況整理力を問う内容に変化しており、単なる用語暗記では厳しい構成
結果はまだ分かりませんが、当日を通じて感じたことや工夫したことを記録しておくのは、自分自身の今後にも役立つと思っています。
次回は「試験当日のその他のこと(会場・雰囲気など)」について書く予定です。引き続きよろしくお願いします。
👉 前回の記事はこちら:【受験体験記】情報処理安全確保支援士を受けてきましたR7年春