夫のことを少し記録も兼ねて書いてみます。
10年ほど前に仕事のトラブルから心療内科(20/9/27:精神科より修正)に通うようになりました。最初の診断は「自律神経失調症」でした。その後「自律神経失調症」から「うつ病」を発病し、昨年9月の心療内科から精神科への転院を機に「自閉症スペクトラム」と診断されました。
この話は「自閉症スペクトラム」と診断された夫の話です。「自閉症スペクトラム」からくる特性もあれば本人の性格からくるものもあると思いますし、当然のことながらすべての人に当てはまる症状を記載しているわけでもありません。
「自閉症スペクトラム」と診断されたある人とその妻の話と思って読んでいただければと思います。
パートナーとしての心持ちについては結論から言うと私は全然ダメだったなぁ、と思います。
私の心持ちとしては
1.自分を責める(最初からずーっと。今も、かもしれない)
2.相手を責める(1年くらい)
3.相手を甘やかす(3年くらい)
4.ニュートラルに戻る(ここ2年くらい)
今は1と4の間を行ったり来たりしている感じです。2の要素もやっぱり未だにあります。ただ2の要素は少しずつ変容しているように感じます。
最初は「心が弱いのでは」と相手を責めていました。それがしばらく経ってくると「良くなりたいと思っていないのではないか」と相手に不信感を抱き、それがようになりました。
仕事があまり大変そうに見えなかったので「なんで?」と、まず思いました。(私と夫は社内結婚で、職場は遠くはなかったのでお互いの仕事の様子をなんとなく見ることができました)
毎日ほとんど定時で仕事が終わり、仕事中も職場の人と雑談を楽しむ余裕もあり、その状態で「仕事のストレスで精神科」と言われてもピンとこなかったのです。
もっと長時間大変な環境で働いている人もいるのに、「心が弱いのではないか」と思いました。そしてそのことを実際に本人にも言ってしまいました。今思うとこれも悪かったのかな、と思いますが止められませんでした。
誰かにそう言われたわけでもないのに、どこかで「夫が心療内科(20/9/27:精神科より修正)に行かなくてはならなくなったのは自分のせい」という思いがあったからだと思います。それが怖くて「なんで?なんで?」を繰り返していました。
その後は「良くなりたいと思っていないのではないか」と思うようになりました。これは今も思っています。
通院を始めて薬を飲むことで気分がよくなることを実感し始めてから、
・気分が落ち込む ⇒ 「薬を飲む」 ⇒ 気分がよくなって遊ぶ ⇒ 体が疲れる ⇒ 体調不良を起こす ⇒ 仕事を休む
「遊ぶ」ことはできるけど「仕事」はできない
・眠れない ⇒ 「薬を飲む」 ⇒ 眠る
⇒眠くならなくても、夜更かししても、薬で眠ればいいや、という生活
このどちらも一緒に生活するうえで私をとても悩ませています。
幼いころから病気がちだったので医者に対する信頼感が強いのかもしれませんが、何かにつけて「先生が言ったから」、「先生は良いって言った」というように、(私から見ると)自分の都合のいいように盲目的に解釈してしまっているようなところがあります。
最近は「精神的な落ち込み」から度々出社していないことに子どもたちが気づき、疑問を持ち始めており、こどもの気持ちと夫の気持ちの間で板挟み気味です。
これをどうにか改善していかないと生活を続けていけないなぁ、と思っています。
こんな本も読んだりしています。(感想は別に載せる予定です)